山梨大学工学部工学科メカトロニクスコースの丹沢勉准教授・北野雄大助教が取り組む研究が、2月24日付山梨日日新聞朝刊で取り上げられました。本研究は、畜産業における豚の管理を効率化するため、カメラや人工知能(AI)を活用し、豚の体重や健康状態を自動で測定するシステムの開発を目指しています。
日本の養豚業では、高齢化や後継者不足により、効率的な豚の管理が大きな課題となっています。特に、豚が適正な体重(通常105~125キログラム)に達したタイミングで出荷することが重要ですが、従来の体重測定作業は非常に困難です。豚は力が強く、捕獲や測定時にストレスを与えるだけでなく、作業者にも危険が伴います。また、適正体重を大きく外れると市場価格が下がり、生産者にとって大きな損失となることもあります。
丹沢准教授らの研究チームは、「豚の個体管理システム」の開発を進めています。このシステムでは、以下の技術を活用しています:
・AIによる顔認識
・3次元形状計測
これにより、生産者は効率的に豚の健康状態や成長を管理できるようになり、収益性向上や病気への迅速な対応が可能になります。
参考:記事URL https://www.sannichi.co.jp/article/2025/02/24/00789515 (有料会員でないとご覧になれません)